アイマスSS回顧録

2016年七月月報

回転ドアというメカニズムは、いつだって、自分が二十日鼠とさして違わない存在だと再認識させてくれる。そして、ごく誓い未来への多少の緊張感で、そこを通る者を一つずつラッピングする装置だ。――森博嗣『人形式モナリザ』第4章『さてここで死者たちの空…

2016年3月の活動について

今日も「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。 あと何年は生きさせてほしい。それが希望というものです。――糸井重里『ほぼ日刊イトイ新聞』 希望の色を歌ったのは誰だったっけか。どうもサイトロです。 三月の活動報告です。あっという間の一ヶ月でし…

2016年2月の活動について

魔法を使ったことはありませんが、魔法を使えなかったことはあります。あれはいつのことだったか。――西尾維新「新本格魔法少女りすか」 魔法が使えるようになったら、就職事情はどう変わるのでしょうか。 どうもサイトロです。二月の活動報告です。二月、普…

2016年1月の活動について

めぐりあうたびに溺れて 見失うたびに胸焦がしてた 願いは波に揺られて まだ見えない明日へ 何も変わらない朝へ――GRAPEVINE「スロウ」 最近GRAPEVINEにはまってます、サイトロです。初めましての方は初めまして。 さて新年一回目の更新は活動報告。これがメ…

2015年12月の創作活動について

僕らは白鳥になりたいだけのアヒルの子――APOGEE「アヒル」 今年も一年アヒルの子でした。どうもサイトロです。 12月の活動報告をします。今月は短編4作、そして長編を2編(1編は最終稿提出、1編は半分)という所。年末年始が案外忙しく、しかし折を見つ…

2015年11月の創作活動について

現在一つ持っているほうが、未来において二つ持っているより値打ちがある。――ジャン・ド・ラ・フォンテーヌ(フランスの詩人) 現在に生きていたいものですね。どうもサイトロです。 2015年11月の創作活動についての報告です。シンデレラガールズ1本、ミリ…

アイマスSS回顧録その7

面白ければ良いんだ。面白ければ、無駄遣いではない。子どもの砂遊びと同じだよ。面白くなかったら、誰が研究なんてするもんか。――森博嗣『冷たい密室と博士たち』犀川創平 面白くなければ小説なんて、物語なんて書かないんですよね。砂遊びみたいなものです…

アイマスSS回顧録その6

Life is fleeting, and so is death. Only the oath is eternal.生も素早く過ぎ、死もまたしかり。 永遠のなのは誓いだけだ。――MTG「冷静な陽炎」 ファンタジー世界に移住したら決め台詞にしたいです。どうもサイトロです。 SS回顧録第六回。冒頭とラスト以…

アイマスSS回顧録その5

生きることは戦いだ。戦いである以上、当然、負けることもある。――西尾維新「悲鳴伝」 戦うことは大事だと説く時に、同時にリスクを話せないのであれば、その言説は大したことないとか、思ったり思わなかったり。どうもサイトロです。 SS回顧録第五回です。 …

アイマスSS回顧録その4

テンというものの基本的な意味は、思想の最小単位を示すもの――本田勝一著「日本語の作文技術」 毎回このエピグラフを見つけるのに苦心します。どうもサイトロです。 SS回顧録、第四回でーす。このシリーズ、どうやらこれ含めて四回は続くみたいです。ここか…

アイマスSS回顧録その3

煙草に火をつける行為は、人生に残留した汚い感情を消す魔法なのである。ただし、百回に一度くらいの成功率しか望めない。――森博嗣「夢・出逢い・魔性」 すごいですね。ドラえもんのひみつ道具ですよ。どうもサイトロです。 煙草自体にはさほど興味がなく、…

アイマスSS回顧録その2

プロの作家とは、書くことをやめなかったアマチュアのことである――リチャード・バック プロになりたいとは露程も思わず、ともすれば何時しか書くのを辞めるのではないかと思う次第です。今直ぐではない、遠い先の話です。どうもサイトロです。 SS回顧録の第…

アイマスSS回顧録その1

家が石で作られるように、科学は事実を用いて作られる。しかし石の集積が家ではないように、事実の集積は科学ではない。――アンリ・ボアンカレ「宇宙創成」 言葉の集積は文章となりますけれど、戯言の集積は何になるんでしょうね。どうもサイトロです。 さて…