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アイマスSS回顧録その1

家が石で作られるように、科学は事実を用いて作られる。
しかし石の集積が家ではないように、事実の集積は科学ではない。
――アンリ・ボアンカレ「宇宙創成」

 言葉の集積は文章となりますけれど、戯言の集積は何になるんでしょうね。どうもサイトロです。

 さて今回より四年前から書いてきた二次創作、特にアイマス系のものについて少しばかし振り返ってみようかと思います。回顧大好き。それでは10作ほど。

 

 

 

・「その手を重ねて、一歩」

「【アイドルマスターSS】その手を重ねて、一歩。」/「サイトロ」の小説 [pixiv]

 初のアイドルマスター二次創作。アニマス十五話の劇中劇「無尽合体キサラギ」の撮影中の雪歩を描きました。特段雪歩が好きだった、という訳でもないので、単にその時の気持が気になったんだろうと思います。
 雪歩の一人称視点で描いています。三人称は難しいと思ったのと、雪歩の内面を描きたかった、というのが強い理由でしょう。貴音さんの喋り方も大変だったろうなぁ、と読み返して思ったり。

 ホントこれが書き上がったことが全てのスタートだったのだと思います。この後アニマスの二次創作が続きます。

 そういえば寒中見舞いってあるんですね。

 ――「その手を重ねて、一歩」キャプションより

  それくらいググれ。


・「あの空へ、私は飛ぶ。」

「【アイドルマスターSS】あの空へ、私は飛ぶ。」/「サイトロ」の小説 [pixiv]

 アニマス二十一話「約束」のED映像を見て書いた記憶。「約束」を届けた春香の会話だけでなく、アイドルを始めた頃の千早も書いている。結構話の拾い方が手広いな……。
 アニマス準拠なので、このラストは自分が思いついたというよりはED映像を補完したという意味合いが強いですね。
 タイトルは「蒼い鳥」の歌詞から来ています。今ある幸せを捨ててでも空を飛ぶあの歌とは違い、この物語では今を確かに受け入れて、トップアイドルという空へと皆で飛ぶことを、千早は決意したのではないでしょうか。
 今更ですが過去作に自分で感想書くの、恥ずかしさありますね。流石にこの頃の裏話は思い出せないので、そういった文章になりがちです。

・「LOST」

「【アイドルマスターSS】LOST」/「サイトロ」の小説 [pixiv]

 冒頭の黒井社長はアニマス二十二話の台詞です。アイドルマスターSPで黒井社長と決別したプロジェクト・フェアリーが765プロに加入する時点から物語は始まります。アニマス準拠でなくなるんですねー。
 我那覇君が電車に乗るシーンを見返すと、不思議とフジファブリックの「桜の季節」という曲が浮かびます。PVに電車のシーンが出てくるんですね。当時もこれを思いつつ書いたかもしれません。
 エピグラフにもいたんですが、このSSはBase Ball Bearの「Tabibito In The Dark」という曲を聴きつつ構成を練ってます。サビで「踊れ、踊れ」と叫ぶ辺りで、我那覇君が必死に踊る姿をイメージしたんだと思います。
 「LOST」は勿論アイマス曲から来ています。喪失からの再生。再スタートの物語ですね。

・「お姫ちんメガネを買う」

「【アイドルマスターSS】お姫ちんメガネを買う」/「サイトロ」の小説 [pixiv]
 閲覧数や評価数、ブクマ数が最大級のSS。こういうのが受けるのだろうか……。過去作が結構暗い話になったのを踏まえて、明るく楽しくて、且つ765アイドル全員が登場するものを書いてみたかったと記憶しています。
 恐らくアニマス準拠で、律子の一人称視点。アニマスでは余り語られなかった、アイドルとしての時間がプライベートを圧迫するというテーマが密やかにあるのかなぁ。
 目を引くタイトルとしては最適解だったと思います。ただ、この手のバラエティ色強い話は、今は苦手とする部類ですね。近年書く話は面白いというよりはケレン味が強すぎる。だって目を引くタイトル思いついて「北沢志保「波動拳が出ません」」ですからね。
 個人的には真がぬいぐるみの手を振っている辺りが可愛らしくて良いですね。

【アイドルマスター ミリオンライブ!SS】北沢志保「波動拳が出ません」 - SS速報VIP VIPService


・「羽ばたく瞬間」

「【アイドルマスターSS】羽ばたく瞬間」/「サイトロ」の小説 [pixiv]
 初の三人称視点。当時意識して書いたかは定かでは無いです。
 アニマス2クール目以降の話になります。星井美希のプロデューサーへの思い、そして律子は美希に何を語るのか。読み返すと、最近書いてるSSと雰囲気が結構似てますね。この辺りで自分の好きな物語の雰囲気を掴んだのだと思います。
 タイトルは2クール目終盤で見た美希のCM、蝶の羽を持って羽ばたいているシーンを見て思いつきました。先程から曖昧な記述が続きますが、コレに関しては結構確信があります。お気に入りのタイトルです。

アイマス三題噺(上)(下)

「アイマス三題噺(上)」/「サイトロ」の小説 [pixiv]

「アイマス三題噺(下)」/「サイトロ」の小説 [pixiv]
 ひたすらに三題噺を書きました。一作辺り2,000文字超えてるので、最近やっている一時間SSと似たようなものですね。そう考えると、アイマス(アニマス)のSSって割合多いことになりますね。設定はアニマスだったり単にアイマスだったり。
 十三作の中では「信号点滅、準備は……」、「I want...」、「朝焼けに染まる前」辺りが好みですね。そういえば何処かの掲示板か何かで、「鯨と象を見る契約書」が好きだ、というコメントを読んで驚いたものです。誰かに紹介して頂いたことがきっかけだったような。
 以下各タイトルの元ネタまとめ。この手のネタを自分で明かすのは恥ずかしさ通り越して悲しさがありますが、言わないよりは良いかなと思いまして。

信号点滅、準備は……:フジファブリックの「Strawberry Shortcakes」の歌詞より
I want...:アイマス楽曲「I want」より
ショクタク イン オウショー:サカナクションの「モノクロトウキョー」より
麻雀と雨のビート:ASIAN KUNG-FU GENERATIONの「迷子犬と雨のビート」より

・「夢の果てまで」

「夢の果てまで」/「サイトロ」の小説 [pixiv]
 アニマスの円盤に付いてくる特典CDの中に、「arcadia -BOSSA NOVA Rearrange Mix-」という楽曲があるのです。自分はこの曲を聴いた瞬間に、円盤を全部購入しようと決心しました。それだけ、最高に大好きな楽曲です。「僕らの音楽」で何時かやってくれないかと常々思っています。言うまでもなく、タイトルは楽曲の歌詞から。
 そういった、好きの気持ち一つで書いたSSです。千早が歌手として歌う今と、歌えなかった過去との二重奏。言い切ってしまうと、大好きなSSです。

・向かい合わせ

「向かい合わせ」/「サイトロ」の小説 [pixiv]
 秋月律子の誕生日を記念して。
 秋月律子はアイドルだった過去があり、そしてプロデューサーであった今があります。彼女のプロデューサーとして何をしてきて、何が出来たか。それを問うて、ようやく告白するというSSです。誕生日という節目だからこそ書けた物語でした。
 冒頭とラストが同じ文面をしているという形式をとっています。この形式は誰を真似たのかいまいち思い出せないのですが、定期的に使っているお気に入りの形式です。
 いち読者としての視点で言えば、ラスト甘酸っぱすぎやしませんかね。かぁーっ。

・私はアイドル?

「私はアイドル?」/「サイトロ」の小説 [pixiv]
 初のシンデレラガールズSS。今でこそ765プロとは別のプロダクションという設定が常になりましたが、当時はまだ765のSRも現役だった頃でした。それ故か美希や律子が荒木比奈の先輩という位置づけにあります。不思議な感じがしますね。
 登場している律子が、プロデューサーと恋人同士て……前作の設定引き継ぎなのか……。大胆なことしすぎですね……。
 荒木さんの相方として双葉杏が登場していますが、結構ヲタク的な言動ですね。この辺は今書き直すと結構違うでしょうね。その辺の口調についての考察が十分じゃなくて、実はそんなに読み返さないSSでした。確かにその辺は改善の余地ありですが、物語を通して書きたかった、新人アイドルとしての躊躇いや、先輩アイドルへの羨望については良くやれていると思います。自分で自分を擁護する次第。この記事自体が、そういう懺悔の場でもあるので。
 タイトルはアイマス楽曲「私はアイドル」より。
 
・「キラーチューン」

「キラーチューン」/「サイトロ」の小説 [pixiv]
 「夢の果てまで」の続編です。終始千早が可愛らしいですね。プロデューサーとイチャイチャする話を目指したんだと思います。
 タイトルは東京事変の「キラーチューン」から。そして本編で歌っている歌もそれですね。キャプション読んだら、もうこの頃には東京事変は解散してたんですね。そうかもうそんなに経つのか……。

 

 さて10作見てまいりました。どれか一つでも読んでいただければ、と思います。

 今と違う点といえば、キャプションと表紙位です。進歩はしていると思います。しかし成長しているのかは定かでないですね。わはは。

 こちらからは以上です。