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アイマスSS回顧録その4

アイマスSS回顧録

 

 テンというものの基本的な意味は、思想の最小単位を示すもの
――本田勝一著「日本語の作文技術」

 毎回このエピグラフを見つけるのに苦心します。どうもサイトロです。

 SS回顧録、第四回でーす。このシリーズ、どうやらこれ含めて四回は続くみたいです。ここから2015年に書いたSSなんで、実質過去三年分の活動量が今年一年に等しいか、それ以上ってことになりますね。来年は多分ペースダウンすると思います。

 それはさておき今回も一応過去リンク。

 アイマスSS回顧録その1 - もろもろのざっかん

 アイマスSS回顧録その2 - もろもろのざっかん

 アイマスSS回顧録その3 - もろもろのざっかん

 ではやっていきましょー。

 

 

桃子先輩と冬の空

「桃子先輩と冬の空」/「サイトロ」の小説 [pixiv]

 初のミリオンライブ! SS。この時は次の年からミリオンライブ! をメインに創作するとは露程にも思いませんでした。
 つぶやきを膨らませた物語です。後にもその方のつぶやきから出来た物語があります。何時もありがとうございます。
 冬の寒さを只寒いと感じる、という光景の話。日常物。
 余談ですが最近寒すぎて炬燵出しましたよ。

百瀬莉緒の誕生日

「百瀬莉緒の誕生日」/「サイトロ」の小説 [pixiv]
 秋月律子の誕生日SS「向かい合わせ」と近い形式、というか似た形式を目指しました。冒頭とラストが同じ文面を取っています。
 こう言っては何ですが、当時どうして莉緒姉に熱だったのかが思い出せないのです。今でも好きは好きですよ。でも当時、何か明確な印象の変化があったとは思えず、何がこのSSを書かせたのか、謎です。
 「プロデューサーの隣の席に座るプロデューサー」
 という文言で、二人のプロデューサーを表現しようとしていますが、余り良くはないですね。今でもやりたいんですけどね、複数人のプロデューサーが出てくる物語。

光を感じて

「光を感じて」/「サイトロ」の小説 [pixiv]

 感慨深い作品です。
 友人が持ってきたシンデレラ1stを一日かけて全部見終わった後、火照りを感じる程に興奮してしまい、この気持ちは文字にしないと、と深夜までかけて一気に書いたSSです。深夜三時頃まで何かをすること自体が無いので、相当に興奮してたんでしょう。
 渋谷凛とステージにまつわる物語です。主観が移り変わる話は珍しいですね。結構無茶をしていると思います。小説でライブを表現するというのは難しいのですが、ここでは敢えて挑戦しました。この時の経験が活きて、次にライブを描いた時(※1)は、満足の行く表現に到達出来ました。
 渋谷凛というアイドルは結構強情な子でした。それはこの作品を再読した時に、当時の自分が伝えたかった事なのだと思います。プロデューサーにわがままを言って、怒って、それでも最後には感謝を真っ直ぐに言える子。
 時間がずいぶんと経過したことで、正直言って渋谷凛について思う所は少ないです。渋谷凛が三代目シンデレラガールになった時、姉が運転する車の中で号泣した自分は、既に過去です。それは、そもそも一人のアイドルに注目している期間が短い、誰かのプロデューサーとして身を固めない、固めることが出来ないからです。一年前と今とで、思い入れのアイドルが違います。
 けれど、こうしてあの時、渋谷凛についてきちんと一作描けたことは、良かったと思います。きっとこのタイミングを逃せば、渋谷凛への思いはただただ風化していったでしょう。

 背中に光を感じて行こう。
 過去が有って今が有って。
 そして、未来があるのだから。

――「光を感じて」より

 本当に、そう思います。
 この物語が一つの光として、これからも私の背中を押してくれる。そのことが、嬉しいです。
 以下余談。
 なんとこのSS、台湾語で翻訳されました。有志の方が台湾のファンサイト向けに公開したいという申し出があったのです。多分SS書きとしてそう経験出来ることでもないと思います。翻訳されたページに行って、感想コメントを読んでニコニコしました。2014年の最後に書いたSSが、思わぬ形で羽ばたいたことは嬉しくもあり、もっと活動の場を広げたいと思うきっかけでもありました。
 結果、2015年はこれに勝るとも劣らない、飛躍の一年となりました。
 来年はその先を目指します。
 以上余談。

(※1)七尾百合子アンソロジー『百合の名前』に寄稿した拙作です。……え? どんな話か知らない? そんな方にオススメしたいこんな記事。

sytlo.hatenablog.com

冬にあやめは

「冬にあやめは」/「サイトロ」の小説 [pixiv]

 アニメで声の付いたニンジャ、浜口あやめの誕生日SS。
 彼女の誕生日を知ったのが当日で、それでも何かをしてあげたいと思い、直ぐ様執筆した一作。「森久保乃々のバースデイ」と同じ動機です。
 冬にあやめは咲かないですね。身近な花を登場させることが出来て嬉しかったです。
 今思うと、この辺りにやっていたことがミリオンライブ! にて誕生日に物語を書くことが常になったのだと思います。十月から始めましたが、毎週〆切が来るのでスリリングな毎日です。

手ぶくろを買いに

「手ぶくろを買いに」/「サイトロ」の小説 [pixiv]

  北沢志保の誕生日SSになります。「輝きの向こう側へ!」を見た時に出会った彼女を祝福したくて、手ぶくろを贈りました。彼女の歳相応の幼さや可愛らしさというのは、結構気をつけないと書けない部分で、作品数はそれなりですが未だに苦労する部分でもあります。
 余談としては、誕生日SSの草案の一つに、矢吹可奈との関係について書こうと思ったのですが、話の繋に出てきた麗花さんが雰囲気をとっちらかしたので頓挫しました。今読み返しても、ほぼ麗花さんの話で戦々恐々としています。

 

天海春香の誕生日・17倍増々版

「天海春香の誕生日・17倍増々版」/「サイトロ」の小説 [pixiv]

 1. 誕生日だけど書く時間なさそうだなぁ。
 2. そうだ! 765のアイドルみんなが誕生日を祝う話を千文字で書けば楽勝だ!
 3. 折角だし志保や可奈ちゃんもだそう!

 問、1~3の中でおかしい部分は何処か。
 解、千文字×13人の何が楽なのか。
 結果誕生日に遅刻しましたが、大作にはなりました。劇場版を経たアニマス準拠で、最後に出てくるプロデューサーは、赤羽根健治のボイスでの喋りを意識しました。

 

所恵美の誕生日に

「所恵美の誕生日に」/「サイトロ」の小説 [pixiv]

 そういえばこの辺りは誕生日SSが続きますね。
 Twitterに連連と書いたSSを纏めて、その時尻切れトンボだったラストだけを書き直しました。
 アイドルの名前、素敵ですよね。
 恵美、美しさを恵む。これからも、そんな彼女の物語を書きたいです。

 

七尾百合子と屋上の日記

「七尾百合子と屋上の日記」/「サイトロ」の小説 [pixiv]

 ミリオンライブ! をメインに書いていくきっかけとなった作品です。似非ミステリを書けたことも良かったですね。この作品についてはこちらでもちらと話しています。
 作中に登場する日記は、誰かのものです。お心当たりある方はこっそり教えていただけると、嬉しかったり。

 

琴葉はアイスを食べていた

「琴葉はアイスを食べていた」/「サイトロ」の小説 [pixiv]

 これもまたつぶやきから生まれた作品です。これを見た時、全身が火照ったような気持ちになり、気持ちがそのまま物語になりました。アイドルたちが年齢を重ねた、先の未来の話なので、読む方はご注意を。
 話を書く時に苦労したのは、琴葉はパジャマなのかジャージなのかそれとも私が知らない何かかわいいものを着ているかということです。お心当たり有る方はご一報下さい。

 

最上静香の結婚式

「最上静香の結婚式」/「サイトロ」の小説 [pixiv]

 またまたつぶやきから。けれどこれは今までとは違い、着想だけ頂いて、話は自分で組み直しました。アイドルが幸せな最後を迎えても、プロデューサーが後悔したままという構図を書きたいと思ったのです。
 今後、最上静香が仕事でドレスを着た時、自分が何を思うか楽しみです。早く。登場する大人びた未来も、何時か見てみたく思います。
 以下少々私的な話を含む余談。
 結婚式を台無しにするこの話は、人によっては不快感を抱く可能性があることに、当時は気付けませんでした。それは自分が現実で結婚式に参加した時に気付いたことで、すると今こういった話を書けるかと聞かれれば、首を横に振るでしょう。
 その意味では、当時のタイミングで書けて良かったと思います。書きたいと思ったことでも、タイミングを逃して書けなくなる、ということは往々にして有り得ますからね。

 

 改めて自分の思う所を確認出来て良かったと筆者的には思っています。どうしても読んだ方向けの言葉になってしまっているのは反省ですが。

 こちらからは以上です。