2016年1月の活動について

 めぐりあうたびに溺れて 見失うたびに胸焦がしてた
 願いは波に揺られて まだ見えない明日へ
 何も変わらない朝へ
――GRAPEVINE「スロウ」

 最近GRAPEVINEにはまってます、サイトロです。初めましての方は初めまして。
 さて新年一回目の更新は活動報告。これがメインの記事になります。年間十二回の更新が確定しています。毎月活動すればですが。
 それではラインナップ。それぞれ、『アイドルマスターミリオンライブ!』のキャラクタが誕生日を迎えた日に、それを記念して投稿した小説です。

冬は永遠の色をしているか?
 (1/8、エミリー・スチュアートの誕生日を記念して)

いっぱいのしあわせ!(1/18、北沢志保の誕生日を記念して)

銀髪写真、休日を彩る(1/21、四条貴音の誕生日を記念して)

みずきわ(1/27、真壁瑞希の誕生日を記念して)

 それではそれぞれいってみよう。

 

 

冬は永遠の色をしているか?

【あらすじ】
 出会いの春、思い出の夏、焦がれる秋、そして永遠の冬。
 金髪の少女は、巡りめく季節に移り行く色を見る。
 冬は永遠の色をしているか?
【登場人物】
 エミリー・スチュアート
【作者端書】
 エミリー・スチュアートの誕生日を記念して、物語を贈ります。彼女が雪原に座りゆく姿を思い浮かべたのですが、それは結構他の子でやって来たので、少々捻った形で書いてみました。タイトルが真っ先に浮かび、更には以前やったアイドルが音楽のプロモーションビデオに出るという構造が合うと思ったので、今回はビデオの内容を春夏秋冬・4つの短編で掘り下げるという形を取りました。最後まで読むことで初めて意味が分かる話になります。
 タイトルは、森博嗣の『彼女は一人で歩くのか?』の影響を受けています。タイトルだけで満足出来る本でした。本編は……うん……まぁ。

いっぱいのしあわせ!

【あらすじ】
 新年気分がようやく抜けきる頃合い、プロデューサーは矢吹可奈に突然の呼び出しを受ける。案内された会議室には沢山のアイドルたち。その中心で可奈は言い放つ。
「もうすぐ一月十八日です! 十八日は~何の日~?」
 いっぱいのしあわせを、あなたに。
【登場人物】
 プロデューサー
 矢吹可奈
 北沢志保
【作者端書】
 北沢志保の誕生日を記念して。今日この日に、いっぱいいっぱいいっぱいいっぱいの幸せを。『輝きの向こう側へ!』で出会った時、僕は彼女にファンが出来るかと心配でした。そう思った時にはファンになっていました。一年後、彼女に黒い手袋を贈りました。それを今彼女が使っているかはさておき、今年もプレゼントを用意しました。それとは別にこうして、しあわせを贈ってあげたかったのです。

銀髪写真、休日を巡る

【あらすじ】
「ひなた」
 風を切るような、鋭い声だった。呼ばれた木下ひなた、そして正面には銀髪の四条貴音
「写真を撮って欲しいのです」
 そんな一言が、アイドルたちを呼び寄せて、賑やかな休日は始まりを告げる。
【登場人物】
 木下ひなた
 四条貴音
 横山奈緒
 七尾百合子
 プロデューサー
【作者端書】
 四条貴音の誕生日を記念して。『響・美希を出さない』(割合三人一緒で書くことが多いので)、『月モチーフの話にしない』(前にやった)、『穏やかな話にする』(目指せ、まんがタイムきらら原作!)など、個人的に約束事項を決めて書いたのですが、結構自由に物語が巡りました。もっと貴音さんがみんなに振り回された休日を書いていたかったです。おめでとうございます。幸せと健康を願います。

みずきわ

【あらすじ】
きわ〔きは〕【際】
<<「ぎわ」の形で、他の語と複合しても用いる>>
①あと少しで別のものになろうとするぎりぎりのところ。境目。また、物の端。「がけの―から見下ろす」「生え―」「波打ち―」
②ある物にきわめて接近した所。すぐそば。「戸口の―に置く」「壁―」「山―」「窓―」
③物事がそうなろうとするまさにそのとき。「今わの―」「入り―」「死に―」「往生―」
④物事の窮まるところ。限界。際限。
みず‐ぎわ〔みづぎは〕【水際】
①水面が陸地と接している所。みぎわ「―の植物」
②上陸する直前。「感染症の侵入を―で防ぐ」「―作戦」
③物の、水面に接する所。また、船の喫水(きっすい)線。
デジタル大辞泉より引用)
みずき‐わ〔みずぎは〕【瑞希は】
アイドルマスターミリオンライブ! のキャラクター、真壁瑞希を第三者が指す場合の呼称。「―牛乳を飲む」「―何を思う」
【登場人物】
 真壁瑞希
 音無小鳥
 春日未来
 伊吹翼
 七尾百合子
 望月杏奈
【作者端書】
 真壁瑞希の誕生日を記念して。瑞希の水際の物語です。水際、よく見ると綺麗ですよね。
 『水際』と『瑞希は』のダブルミーニングを思いついて、タイトルを決定しました。そこから話に落とし込む時、プロデューサーだけでは普段と変わり映えしないと思い、『乙女ストーム!』の五人の日常も混ぜ込んでみました。最年長の真壁を、他の四人はどう思ってるんでしょうね。

 

 今月の活動は以上になります。
 来月は普段の誕生日小説に加えて、同人誌が出ます。ほぼ出ます。
 詳細については別途記事にします。詳しくはTwitterに。
 こちらからは以上です。