2016年五月月報(+誕生日小説の書き方について)
HOW'S IT GOING TO END?
この先の運命は?
――映画『トゥルーマン・ショー』
この先の運命は? どうもサイトロです。
五月の月報です。四月よりも休日が忙しなかった印象です。六月はより大変な予感がしている中、こちらの活動もちゃんとしなければと思うばかりです。思うだけなら誰でも出来る。 ともあれ今月もノルマはきちんと達成。ではラインナップ。
1. 花嫁は一人で歩くのか?
2. 夜に花開く
3. 夜空にリンゴ
4. 二人の放課後
5. 最初の音から始めよう(メイキングあり)
なんとメイキング付きの豪華ラインナップですね。それではどしどし。
1. 花嫁は一人で歩くのか?
【あらすじ】
扉を開けると、色に染まった鏡があった。
白と黒。タキシードとドレス。
二人は一緒に歩くが、やがて。
花嫁は一人で歩くのか?
【登場人物】
最上静香
プロデューサー
【作者端書】
immoraldream.booth.pm
5/5開催のイベント、『MyBestFriend』にて、有得様執筆の小説、『純白を纏う』が頒布されました。イベントに参加出来なかったことと、その報せを聞いた時に丁度やけ酒をしていたので、その勢いで近しい話を書いてみよう、三時創作してみようと思い立ってしまいました。今思っても行動が破天荒すぎる。
余談ですが、タイトルは森博嗣の小説『彼女は一人で歩くのか?』より。このパロディが出来たことが本当に嬉しくて、きっかけを作って下さった有得様には感謝しかありません。勿論、静香にドレスを着せて下さったことにも。
『純白を纏う』、上記の通販で購入させて頂きました。最上静香の歳相応の可愛さや、プロデューサーがどんな風に彼女を見ているか、そんな内容がドレスにまつわる短編の中で描かれています。彼女とプロデューサーの歩みが読みたい方は是非。
2. 夜に花開く
【あらすじ】
それは、水瀬伊織へのサプライズ。
プロデューサーは、彼女を夜の庭園へと案内する。
目を見開いたその時、映るは、藤棚の景色。
【登場人物】
水瀬伊織
プロデューサー
【作者端書】
水瀬伊織の誕生日を記念して、彼女が藤棚を見る物語を書きました。
執筆日に藤棚を見る機会がありそうだったのですが、結局現地までは足を運ぶことは出来ませんでした。この目で藤棚を見たのなら、このお話は変わったのでしょうか?
アイドルマスターの小説を書く上で、現実の出来事を大きく取り入れることは殆どしません。それ故に想像力、如何にそれっぽく書くかは大事だとぼんやり思っております。
3. 夜空にリンゴ
【あらすじ】
それは、織姫との約束。
七夕に交わした、約束。
『いっぱい、いーっぱい! ぎゅーってしてくれませんか?』
夜空にリンゴが浮かぶとき、約束は、果たされる。
【登場人物】
北上麗花
プロデューサー
【作者端書】
北上麗花の誕生日を記念して、彼女との約束を果たす物語を書きました。
到達点だけを決めて書いてみたら、いきなり麗花さんがリンゴを持ち出してしまったので、全体のモチーフとして採用しました。もう少し芯を持たせるならば七夕を全体的に取り扱うべきなのかもしれません。ともあれ、突拍子もないことを言い出すのは麗花さんらしいと思ったので、そのまま最後まで突き進みました。
4. 二人の放課後
【あらすじ】
一人は少年だった。
もう一人は少女だった。
右にまとめた髪の毛は花のよう。
左にまとめた髪の毛は房のよう。
その日の放課後は、二人だけの時間だった。
【登場人物】
双海亜美
双海真美
少年
プロデューサー
【作者端書】
双海亜美、双海真美の誕生日を記念して、放課後を演じる物語を少々。何時もは天真爛漫、元気はつらつという言葉が似合いすぎる二人ですが、時にはこんな、穏やかで甘酸っぱい時間を演じることもあるのかも、と思いつつ。
これは懺悔なのですが、二人の誕生日は絶対に似非ミステリの双子トリックをやりたかったのです。しかし、ネタは出ても話にならず、それで頭が痛くなってきてしまい、結局別の彼女たちらしさを模索した、こんなお話が完成したのです。
5. 最初の音から始めよう
【あらすじ】
最初の音から始めよう。
プロデューサーも、アイドルも。
先ずはテンポに合わせてロングトーン。
歌声は遠くまで、道の先まで飛んでいく。
【登場人物】
望月杏奈
春日未来
プロデューサー
【作者端書】
望月杏奈の誕生日を記念して、彼女と最初の音から始める物語を書きました。そういえばミリオン公式にて、アイドルの出会いについて、新たな物語が紡がれています。それとはまた違うものを、最初の緊張を描けたらと思いながら書きました。春日未来がぴょんと出てきて、引張ってくれた印象があり、この感謝は来月の誕生日にお返ししたいですね。
【メイキング】
以下少々、本作が出来るまでを簡潔に書いていきます。
1. 書きたい内容を言葉にする
望月杏奈という子を通して、何を書きたいか。ここを先ずハッキリとさせます。誕生日小説は執筆期間的に五千文字が限界なので、書きたい内容が深すぎると、文字数が足りずに表現しきれない時もあります。その時はまた別の、書きたいことを想像しています。
今回は『望月杏奈の歌』『プロデューサーとの初期の交流』『話すようになるきっかけ』の三つを書きたいと思いました。
2. 起承転結でプロットを立てる
話の展開を起承転結で作ります。
起:場の提示、場面の説明
承:アイドルとの会話
転:問題発生、アイドルへの助け
結:問題解決!
概ねこの流れで組むと、話として分かり易いと個人的に思っています。問題を解決し、アイドルが成長するというのは、アイドルマスターというゲームが表現すべき内容の一つだと思っています。その流れを二次創作でも汲んでいきたいものです。
今回の場合は、
起:事務所のプロデューサー、杏奈登場
承:杏奈と会話出来ず、未来とは仲良し
転:レッスン開始。杏奈の戸惑い
結:未来の助け、歌が好きという気持ち、プロデューサーとの会話
このように組みました。『望月杏奈の歌』『プロデューサーとの初期の交流』『話すようになるきっかけ』を達成出来る内容になっています。多分。
3. プロット通りに書く
後は書くだけです。かんたんですね。
実際の執筆に関しては、まだ誰かに伝えるための言葉を持ち合わせていないというのが、正直な気持ちです。具体的なテクニックは、教本を読むのが一番!
最初に思った、『この子でこんな話が書きたい!』という思いを大事にして、それを適切に出力出来るプロットを立てることが出来れば、結構書けるのでは無いかと思います。
余談ですが、執筆ペースと時間について記載。
一日目:1,000文字 一時間
二日目:2,000文字 二時間
三日目:2,000文字 二時間(当日につき、校正後即投稿)
これが早いか遅いか、どなたか教えて頂けると助かります。
個人的には後一日を校正日に、その日が誕生日前日であるのが理想です。更に言えば、一日目の前にそのアイドルのことを知る、プロットを立てる時間を取れれば、大体五日で誕生日小説は書ける訳ですね。
やろう! 誕生日小説!
今月の活動は以上になります。
色々と書いていると、時に『この子に助けられたな』と思う時があります。あくまでも執筆しているのは自分なのですが、時に指が文字を打ち込む寸前、ふと頭にその子の姿が浮かび、物語を二、三歩進めてくれるのです。そんな瞬間に巡り会う度、その姿をもっとステキに書かねばと気を引き締める思いです。来月も四人、それぞれの魅力を出せるよう、しっかり見つめていきます。
こちらからは以上です。