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2016年四月月報

 失われることは、悪いことではないのだ。
 削り取られて、そこに形が現れることだってある。
 万が一にでも、美しい形が生まれることがあれば、尚更だろう。
 その希望こそが、生きる動機ではないか。
――森博嗣人形式モナリザ

 万が一にでも美しい形でいられたら。どうもサイトロです。さほど意味はありません。
 四月の活動報告です。それぞれ、今までに無かったことが出来た月でした。以下タイトル、そのままリンクになっております。

 

1. 幻のアマミハルカ

2. そばにいたい

3. 目に映る

4. Two princess To tea-party

 

 

1. 幻のアマミハルカ

【あらすじ】
 「あの、リボン落としましたよ」
 俺の台詞は、その一言だけだった。
 たった一度の出会い、一時の会話。
 彼女に再会するために、俺は舞台の幕開けを待った。
【登場人物】
『俺』
 天海春香
【作者端書】
 天海春香の誕生日を記念して。彼女が学生であるならば、きっとこんな出来事があるかもしれなくて、彼女にとっては一時の会話であっても、相手にとっては思い出になるかもしれません。そもそも、彼女が何を思うかは分からないことなのですが。ともあれ、天海春香という幻についての物語です。
 本作品では『ファンの目線からの物語』を書けました。アイドルが居るのだからファンが居るのは自明なことですが、書こうと思うと中々に難しいものです。嘗て天海春香を知っていた彼が、ステージ越しに見る姿は同じアマミハルカなのか? という問いが残りました。
 余談ですがタイトルは幻という単語が先にあって、ふとスピッツの『幻のドラゴン』を思い出し、名前をカタカナにしたという経緯があります。楽曲、特に関係ないですね。

2. そばにいたい

【あらすじ】
 アタシは、琴葉のそばにいてもいいかな。
 所恵美の思いをよそに、田中琴葉は課題を解く。ダンスを踊る、そして、触れる。
 二人の距離は触れるには遠く、しかし離れているとも言い難い。
 もどかしい気持ちの中、所恵美の細い指が空に伸びる。
【登場人物】
 所恵美
 田中琴葉
【作者端書】
 所恵美の誕生日を記念して。彼女が思う田中琴葉との距離についての物語です。どうか、二人の時間が長く続きますよう、願いを込めながら執筆しました。所恵美の誕生日に田中琴葉との話を書くというのは、今までの中でも相当に思い入れが強く、時間もかけた作品だったので、評価を頂いてとても嬉しく思います。
 本作品では『所恵美の主観で』物語を書けました。人称と地の文は使い分けが非常に難しく、挑戦する時には技術を要するのですが、上手く出来ていたでしょうか? こればかりはこちらがどれだけ努力しても、結果と反省が伴わないと成長し難いものです。

3. 目に映る

【あらすじ】
 初めての広大なステージに、プロデューサーは呑まれてしまった。
【登場人物】
 宮尾美也
 プロデューサー
【作者端書】
 宮尾美也の誕生日を記念して。今回執筆にあたり、Twitterでどんな話にするかを投票によって決定しました。選ばれたのは『嘘の話』でした。嘘とは本当ではないということでありながら、何時か本当になることだとも思います。果たして、目に映るのは本当か嘘か。
 本作品では『投票で話の大筋を決める』ことに挑戦しました。『嘘の話』というのは中々難しいものでした。次点の『雨の話』であれば割合分りやすく出来たのに、と思ったりもしましたね。

4. Two princess To tea-party

【あらすじ】
 お姫様は二人居る。
 お姫様はお茶会を望む。
 お姫様は紅茶がないことを嘆く。
 お姫様は紅茶を探しに町に出る。
【登場人物】
 大神環
 徳川まつり
 プロデューサー
【作者端書】
 大神環の誕生日を記念して。個人的に好きなんですよね、まつりと環の組み合わせ。二人の居る時間をまた描いてみたいと思ったのが骨子です。そんな時間の中で、一歩づつ環が、そしてまつりが成長してくれればと思います。
 本作品では『まつりと環の関係性を描く』ことが出来ました。環の誕生日なので、もっと環側に焦点を当てても良かったかもしれませんね。

 

 新生活が始まりまだ一月。果たして五月はどうなることか。
 こちらからは以上です。