モーニング娘。’19の握手会に行ってきたよ~♪

人生って
ここぞっていう日があるんだね
――モーニング娘。’19『人生Blues』

 


モーニング娘。'19『人生Blues』(Morning Musume。'19 [The Blues of Life.])(Promotion Edit)

 アッッッッッッッッッッキャプションに譜久村さんが映ってるぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
 どうもサイトロこと感情めちゃくちゃ人間です。
モーニング娘。’19』の握手会に参加したレポです。
 おうちに戻って一息つく前にこれを作っていて、基本Twitterに書き散らしたことをまとめたり引用したりしています。タイトルは軽快にしましたが、内容はめちゃくちゃです。個人的な備忘録として、そして未のな感情めちゃくちゃ人間のために書きました。
 どの握手会に参加したかは伏せますが、時間帯で察してください。

 

 

1. 私とモーニング娘。’19


モーニング娘。'15『青春小僧が泣いている』(Morning Musume。'15[An Adolescent Boy is Crying]) (Promotion Edit)

 私と娘。について軽く書きます。
 譜久村聖さんがすきです。おわり。
 ちゃんと書きます。一年くらい前に『リアルのアイドルでも推すか~~~~!!!!』と思い(普段は二次元のアイドルを推しています)、とりあえず名前を知っていた娘。の動画を見漁っていた時に、『青春小僧が泣いている』に出てきた譜久村さんに一目惚れ。
 それ以来活動を軽く追いつつ、雑誌も時々買い、写真集も買い、五月にはライブにも行きました。その時には生田衣梨奈さんも好きになったりしました。
 そんな折、知り合いから『サイトロさんもアイドルの握手会に行ってめちゃくちゃになってほしい』(大意)というお言葉をいただき、しかし拙者強靱な人間であるが故少々のことではめちゃくちゃになりませぬぞ! と言っていたのが確か夏のころ。
 先週の土曜日にZDA(全国同時握手会のことを、娘。の間ではそう呼ぶそうです)が開催されると知り、友人と通話中にもかかわらず慌てふためいたのがこの私。しかも地元に譜久村さんが、譜久村さんが来るとは!!!!!!!!!!!!! なんという巡り合わせですね。もう二度とは無いかもしれないと思い、予定を工面。まぁおたくの週末なんて引き籠もるのが鉄板なので、特に問題なく参加出来ることに。
 さてどうなることやら。

 

2. 霧の中に立つ私(待機列)

 会場の外にそれっぽい列が出来ていたので並ぶ。それっぽい掲示もなかったから、万一違ったら面白いよなぁと内心思いながら一時間を漫画で過ごす。主に『まちカドまぞく』を読んでいた。これはこれで今俺私をめちゃくちゃにしている漫画なのだけれど、ここでは割愛。
 列が男女男男女女男女男女くらいになった頃に、CD申込の用紙が届く。今回は一人2枚までの購入で2回分まで握手会に参加出来るとのことだったので、とりあえず2枚申込。なんだかんだでアイドルのおたくを数年やっているんですが、複数枚買うのって初めての経験ですね。
 その後即売会が始まって、往々拙者即売会は得意ぞ! と思っていたら、改めて今日の参加人数に驚く。開始の時には百人以上いたように思う。申込終わってからは近くの書店やCDショップを見て時間を潰す。

 そんなこんなで優先申込の入場時間に。けっこう早い番号だった。開催スタップの指示を聞きながら、そういえばこういった小規模なイベントに参加するのは初めてだなーと思っていた時、近くの控室にアイドルの御御足が見える。
 もしかしてこの後、私はアイドルに会うのか!?

 

2. アイドル登場、トークはうろ覚え

「あ、人間だ!」
 失礼な文言になるかもしれないけれど、本当にそう思ったのでしょうがない。これまで映像では何度も動いている所を見たし、ライブにだって行っている。しかし、この近さで動かれると、人というのは単純なことしか思えない! 開いた口を塞ぐので忙しかった。
 当日のお衣装について。間違っているかもしれないのはご容赦。
譜久村さん:フレッシュグリーンのニットに、黒のフロントジッパー付きのスカート。綺麗なお体によく映える大人なコーデ。
牧野さん:ボタニカルなワンピースに膝元まであるブーツ(サイハイ・ブーツ?)。背の高さと細さが映える印象的なコーデ。
岡村さん:白ニットに灰色チェックのワンピース。初々しさ満点の可愛らしいコーデ。
 とにかく挙動を見ていたかったので、トークはうろ覚え。譜久村さんがメインMC的な役割をしつつ、新曲、MV、ZDA抽選会、会場のこと等……牧野さんが元気よく手を上げていたのが印象的でした。多分普段からあんな感じなんだろう。
 驚いたのは、思ったよりもこちら側――観客側にレスポンスを求めてきた所。今でさえ近いのに、更に目線をしっかり向けられたりしたら多分倒れる……なんて思いながら、女性の観客に呼びかけているのを見ていた。
 俺はこの後、この人たちに近付くことになるのだけれど。

 

3. 1周目はキング・クリムゾン

 そんなこんなでトークが終わり、握手会へ。
 けっこう前だったので緊張するな~~~~と思っている内に荷物を預け、気付けば終わっていた。いや本当に。ほとんど何も覚えきれなかった。だっていきなり譜久村さんよ?????一番目が???????心の準備?????? まぁとりあえず可愛かったのでヨシ!!!!!!!!!!!
 ……2周目を待っている間に、そうは思えなくなっていて。
 握手会、めっちゃ近いんですよ。いや握手出来るから当然なんですけど、いや当然ではなくて。その事実がこうして文字で簡潔に書けることと、現象として五感がそれをどう感じるかは、全くの別物で。想像出来ても、身体が追いつかない。多分、スタッフに剥がされるよりも先に急いでしまった。そんな1周目で。
 だから2周目の機会を得ていて本当によかった。ひとりリベンジマッチに意気込みながら、列の一番後ろに並ぶ。握手を終えた人たちの幸せそうな顔を見つつ、自分の内心で言いたい言葉を繰り返しながら。

 

4. 刹那、アイドルが私の目に映る。私がアイドルの目に映る。

 2周目は頑張った。先人たちを観察して、一言くらいならスタッフが急かさないことにも気付いた。言う、言う、言うんだ。そう思って、三人に出会った時間は多分十五秒くらいか。
 三者三様に言葉を伝えられた、と思う。
 そして、三人から、言葉を貰えた。
 それが何であるかは私の胸に留めておく。これだけは特別。絶対に特別なので。
 ただ、あの時、あの瞬間、確かに私はアイドルと握手をし、言葉を交わした。数万数十万の人々に応援される彼女たちに、一人のファンとして言葉を掛け、そして、返ってきた。
 こうして振り返っている今では、夢のように思ってしまう。まだ空に月が昇っている頃から移動を始め、会えたのは僅か数十秒。一日に比べれば、この先に比べればなんて短い時間。
 それでも。
 それでも私は。
 あの時アイドルに会ったのだ。

 

5. 握手会を終えて、バスの中で

 バスの時間があったので2周目が終わってからすぐに会場を後にした。うそ、一度戻ってもう一回遠目に三人を見てから帰った。
 そしてバスの中で文字を打った。ひたすらに打った。ここからはそれの抜粋と、その追補で。


追補:普段はアイドルの小説を書いている。嘗て、握手会の件――握手会の練習をするアイドル、という件を書いたことがある。それが実在性を伴っているかはさておき、きっと、アイドルたちも握手会に際して、思うがまま自由に、というわけではないだろうと、思った。

追補:推論にしかならないけれど、イベント参加人数は300~400人のスケールで、それを10人くらいのスタッフさんで切り盛りしていたはず。このスムーズさを実現しないと一日のスケジュールに支障があるのだろう。事前説明も軽快且つ丁寧で分かりやすかった。舞台裏の片鱗が見えたことも今回の収穫になった。

追補:本当によかった。

 追補:これは本当に実感したことだった。多分何も言わなければ、逆にアイドルが言葉を発し、或いは何も言わずに握手会が終わるんだろう。だからこそファンは頑張って言葉を出したいし、アイドルに応えてほしい。想像以上の難しさと短さだった。こうして、後悔無く言葉を書き残せたことが本当に嬉しい。今年一番頑張ったかもしれない。

追補:そうするだろう、と思いつつも実際に見れてすっごく嬉しい。きっとああいう子の中から、実際にアイドルを目指す子が出てくるのだろう。

 

6. 終わりに

 最初にお三方を見た時に、「あ、人間だ!」と思った。今改めて、彼女たちが一人ひとり生きていて、その若さをアイドルというものに費やしていることを、ファンとしての交流を通して、改めて知覚した。
 アイドルは生きている。
 生きている間に、出会えて良かった。
 譜久村さん、牧野さん、岡村さん。今後も応援していきます。
 

 実は、モーニング娘。’19(来年は’20ですね)を通して、経験したいことがあと一つ、明確にある。それは敢えて今は口にしないけれど、もしもまた機会があったら、それをこうして言葉にしていきたい。