2015年12月の創作活動について

僕らは白鳥になりたいだけのアヒルの子
――APOGEE「アヒル」

 今年も一年アヒルの子でした。どうもサイトロです。
 12月の活動報告をします。今月は短編4作、そして長編を2編(1編は最終稿提出、1編は半分)という所。年末年始が案外忙しく、しかし折を見つけて長編を書き上げたいものです。
 ではラインナップ。


1. 茜色を追いかけて

2. ふゆにあひるはゆめをみる

3. 雪の歩み

4. まどろみの理由

 

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年末年始に読んで欲しいミリオンライブ! 小説12選

「運命なんてただの影だ。臆病者だけがそれを見るんだ」
――「機龍警察 暗黒市場」

 一年間色々やってこきたのは運命かそれとも必然かはたまた偶然か。ともあれ良くやったなぁと少々鼻を高くするサイトロです。
 さて年末です。つまりは年始も近いですね。何かとスマホに触っているしかない状況が度々あることでしょう。親戚とテレビを見ているしかない時や、長距離の移動中等等。そんな時間のお供に、と思いましてミリオンライブ! のSSを12作ご紹介しようと思います。オススメしたい推薦作6本と、自作6本という内訳です。自薦大好きも此処に極まれりという感じですが、早速ラインナップをどうぞ。
 先ずはオススメ6本。こちらは投稿時間の順番です。各タイトルがそのままpixivの作品ページへのリンクになっております。

1. Dry December

2. 紫陽花の朝

3. バス停

4. スターリング・チルドレン

5. 祝福の終わり、終わりの祝福

6. ライブシアターの冬を愛す、あるいは五日後の想い出

 こちら自薦は、自分のオススメ度合いやら完成度やらを総合してトップ6並べました。

1. 琴葉の指輪

2. 花に雫

3. 図書室の暴走特急『アイ・ロボット』

4. 幻、仮面、舞踏会

5. 七尾百合子と屋上の日記

6. 琴葉はアイスを食べていた

 それでは順にどうぞ。

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『雪のゆりかご』へ贈る推薦文。

 ぼくら人間について、大地が、万巻の書より多くを教える。理由は、大地が人間に抵抗するがためだ。人間というのは、障害物に対して戦う場合に、はじめて実力を発揮するものなのだ。もっとも障害物を征服するには、人間に、道具が必要だ。人間には、鉋が必要だったり、鋤が必要だったりする。農夫は、耕作しているあいだに、いつかすこしずつ自然の秘密を探っている結果になるのだが、こうして引き出したものであればこそ、はじめてその真実その本然が、世界共通のものたりうるわけだ。これと同じように、定期航空の道具、飛行機が、人間を昔からのあらゆる未解決問題の解決に参加させる結果になる。
――アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ「人間の土地」

 そういえば「星の王子さま」は読んだことがないサイトロです。
 さて今回は、とある小説同人誌のご紹介。思い立った理由としては最近ダウンロード販売が開始されていたこと、そして、このクリスマスイブという日が、物語にとってとても重要であるからです。
 タイトルは『雪のゆりかご』。作者は吉﨑堅牢氏。pixivにも小説を投稿しており、最近の作品では七尾百合子と高山紗代子の一幕が微笑ましい『鯛焼の女』がオススメです。同人誌としては『ユは百合子のユ』、そして私も参加している七尾百合子小説アンソロジー『百合の名前』等があります。本作は両作の間、2015年の9月に開催された『歌姫庭園8』が初出の同人誌です。ちなみに私は即座に通販で注文しました。
 本作の魅力が少しでも伝わり、最後にはダウンロードにて購入して頂けることを願いつつ、始めていきましょう。

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『冷たい方程式―SFマガジン・ベスト1 』レビュー

 辺境の人間は知っている――しかし地球から来た娘に、それがどれだけ理解できよう? 燃料の量hは、質量mプラスxのEDSを安全に目的地に運ぶ推力を与えることができない。彼や、彼女の兄や、両親にとっては、彼女はあいくるしい十代の娘である。しかし自然の法則にとっては、彼女は、冷たい方程式の中の余分な因数にすぎないのだ。
――トム・ゴドウィン「冷たい方程式」

 どうもサイトロです。
 今回は冒頭のエピグラフに出てきております、「冷たい方程式」が収録された『冷たい方程式―SFマガジン・ベスト1 』の感想レビューになります。元々「冷たい方程式」だけを読む予定だったのですが、読み終わった興奮の余り他の作品にも手を出してしまいました。刊行されたのが三十年以上前の本なので図書館等を利用しないと読めない(事実私も図書館で借りてきた)本ではありますが、何時か誰かがこのページを訪れることを願いつつ、レビュー始めます。 収録されているのは以下の八作品/作者名。

  1. 接触感染/キャサリン・マクレイン
  2. 大いなる祖先/F・L・ウォーレス
  3. 過去へ来た男/ポール・アンダースン
  4. 祈り/アルフレッド・ベスター
  5. 操作規則/ロバート・シェクリイ
  6. 冷たい方程式/トム・ゴドウィン
  7. 信念/アイザック・アシモフ

 

 

 

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2015年11月の創作活動について

 現在一つ持っているほうが、未来において二つ持っているより値打ちがある。
――ジャン・ド・ラ・フォンテーヌ(フランスの詩人)

 現在に生きていたいものですね。どうもサイトロです。
 2015年11月の創作活動についての報告です。シンデレラガールズ1本、ミリオンライブ! 5本でした。タイトル一覧こちらです。

  1. 二人きりの朗読会
  2. 花に雫
  3. 白い海
  4. ルーレット・ラブ
  5. おにぎりは何処
  6. またたき

 

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アイマスSS回顧録その7

面白ければ良いんだ。面白ければ、無駄遣いではない。
子どもの砂遊びと同じだよ。面白くなかったら、誰が研究なんてするもんか。
――森博嗣冷たい密室と博士たち犀川創平

 面白くなければ小説なんて、物語なんて書かないんですよね。砂遊びみたいなものです。
 さてSS回顧録第7回、最終回と相成りました。ここまでが2015年10月までの活動となります。11月に投稿した作品については、別途まとめて記事を作っていきます。
 過去リンクを貼ってそれではスタート。

 アイマスSS回顧録その1 - もろもろのざっかん

 アイマスSS回顧録その2 - もろもろのざっかん

 アイマスSS回顧録その3 - もろもろのざっかん

 アイマスSS回顧録その4 - もろもろのざっかん

 アイマスSS回顧録その5 - もろもろのざっかん

 アイマスSS回顧録その6 - もろもろのざっかん

 

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アイマスSS回顧録その6

 Life is fleeting, and so is death. Only the oath is eternal.
生も素早く過ぎ、死もまたしかり。 永遠のなのは誓いだけだ。
――MTG「冷静な陽炎」

 ファンタジー世界に移住したら決め台詞にしたいです。どうもサイトロです。

 SS回顧録第六回。冒頭とラスト以外は十一月の半ばに書き終えてたんですが、それからSSが二三作増えてるんですよね。投稿した次の日に読み返すと、本当に自分が書いたのか驚くことがあります。それくらい書いてる時と書いてない時は、集中の度合いが違いますね。

 さて前回までのリンクをば。

 アイマスSS回顧録その1 - もろもろのざっかん

 アイマスSS回顧録その2 - もろもろのざっかん

 アイマスSS回顧録その3 - もろもろのざっかん

 アイマスSS回顧録その4 - もろもろのざっかん

 アイマスSS回顧録その5 - もろもろのざっかん

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